「英作文が苦手で…」
「いつも点数が低くて…」
そう感じている方は、とても多いです。
単語や文法を覚えても、いざ英作文を書こうとすると、
「何を書けばいいのかわからない」
「何を書いているのか分からなくなる」
「とりあえず語数をうめなくては」
そんな声を、私の教室でもよく聞きます。
でも、そんな方にこそ一度やってみてほしい、
とてもシンプルな練習法があります。
それは――
👉 自分の書いた英作文を日本語に訳してみること です。
🪄 日本語にしてみると、意外な発見がある
英語で一生懸命に書き上げたあと、
「よし、英語でここまで書けた!」
と達成感を感じること、ありますよね。
でも、その英作文を日本語に直してみると……
「あれ、なんだか回りくどい」
「結局、何が言いたいのか分かりにくい」
と気づくことがあるんです。
実は、これは珍しいことではありません。
英語で書くことに一生懸命になりすぎて、内容の整理が後回しになってしまうからです。
🧠 「英語を英語で」より、まずは「日本語で構成を作る」
よく「英語は英語で考えなさい」と言われますが、
英検などの評価される英作文では、まず日本語で骨組みをしっかり作ることがとても重要です。
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何を伝えたいのか
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どんな順番で話すとわかりやすいか
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具体例はどこで入れるか
これらを日本語で明確にしてから英語にすることで、
読み手に「すっと伝わる」英作文が書けるようになります。
📝 英語が話せても、構成ができていないと伝わらない
以前、英語がとても堪能な生徒さんの英作文を見せてもらったことがあります。
その子は日常的に英語を話し、語いも豊富。
文もすらすらと書けていました。
でも、文章を読んでみると…内容がてんこ盛りで、構成がバラバラ。
「結局、何が一番言いたかったのか」がぼやけてしまっていました。
このとき、私は強く感じました。
「英語が話せること」と「評価される英作文が書けること」は別物だ
と。
評価される英作文とは、難しい文法や単語を並べることではなく、
「分かりやすく、伝わる構成」で書かれている文章 のことなんです。
🌱 まずは日本語で「骨組み」を作ろう
伝わる英作文を目指すなら、最初のステップはとてもシンプルです。
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日本語で構成を考える(何を・どの順番で言うか)
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内容を整理して、書くことを決める
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そこから英語にしていく
この「日本語で考える時間」をきちんととることで、
文章の流れが自然になり、読み手にとっても理解しやすい英作文になります。
📚 英検を通して「伝える力」を磨く
英検では、英作文は3級から出題されます。
そして、級が上がるごとに求められるレベルやボリュームも上がっていきます。
だからこそ、早い段階で
「内容を日本語で整理してから書く」
という習慣を身につけておくことが大切です。
英検の英作文練習は、ただの試験対策ではありません。
自分の考えを整理し、わかりやすく伝える力を鍛える絶好のチャンスです。
これは、日常生活や仕事でも必ず役立ちます。
✨ まとめ
英作文が苦手な人ほど、
「英語でいきなり書こう」とするよりも、
日本語で構成をしっかり立ててから書くことが上達の近道です。
英語力だけでなく、伝える力を伸ばしていく。
それが、評価される・心に届く英作文の第一歩です。
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