英検2級までは順調に合格できたのに、準1級の対策を始めた途端、英作文(ライティング)や新形式の要約問題でピタッと手が止まってしまう……。
2級レベルの表現ではダメなんだろうし、お題が難しくて何から書いたらいいかが分からない。
模範解答を見ても難しすぎてとても書ける気がしない。
そんな風に立ち止まってしまうのはよく分かります。
実はこれ、英語力がないからではないのです。
今回は、英検準1級の英作文で
「理由が思い浮かばない」
「論理展開ができない」
と苦しむ人が、本番で迷わずスラスラ書けるようになる【5つの魔法の切り口】を、現場の指導経験をもとに詳しく解説します!
1. なぜ?2級まで書けた子が「準1級の英作文」でフリーズする理由
英検準1級の英作文が難しすぎて書けない。
なぜそんなことが起きるのでしょうか?
原因はシンプルです。
英検2級までの「個人のメリット」の視点のまま、準1級の「社会問題」を語ろうとしているからです。
2級のトピックは、個人の生活に身近なものが多く、
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お金(高い / 安い)
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時間(時短になる / 時間がかかる)
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便利さ(手軽 / 面倒)
などの個人の視点だけで、理由が割と簡単に2つ見つかりました。
しかし、準1級の英作文のお題は「社会・国・企業・環境」といった地球規模のスケールにレベルアップします。
「環境問題」や「テクノロジーの進化」に対して、「個人が便利だから」「個人的にお金がかかるから」という狭い視点だけで理由を作ろうとすると、無理が生じてフリーズしてしまったり、なんとか書いても2級レベルのものになってしまいます。
つまり、社会問題に対応できる「視点のインプット」をしてレベルアップすることが大事です。
2. 本番での「迷う時間」が合格を遠ざける
ここで、非常に重要な「本番のリアルな落とし穴」をお伝えします。
ライティングの最中に、
「えーっと、どんな理由にしようかな……」
とあれこれ悩む時間。
たとえ5分、10分迷った末に「そこそこの理由」が見つかったとしても、その迷った時間は、そのままリーディング(長文読解)の時間をゴリゴリと削ることになります。
ただでさえ準1級は長文のボリュームが多く、リニューアルで「要約問題」も追加されたため、時間が1分足りないだけでも致命傷になりかねません。
だからこそ、準1級の英作文は「お題を見てから1から考える」のでは遅すぎます。
本番で迷わずに「この理由でいこう!」と瞬時に決められる【理由のテンプレート(切り口)】をあらかじめ持っておくこと。
これが、試験全体の合否を分ける最強の武器になります。
実際に生徒さんを見ていても、書き始めるまでの時間が長い人と、すぐに書き始める人がいます。
「英作文をいかに早く終わらせて、長文とリスニングに時間を残せるか」。ここが、合否の最大の分かれ道です。
だからこそ、お題を見てから「えーっと」と悩んでいる時間はありません。一瞬で理由を決められる『視点の引き出し』を持っている人が、圧倒的に有利になります。
3. どんなお題でも理由が2つ見つかる!5つの魔法の切り口
どんなお題が来ても、この5つのどれかに当てはまらないか、ノートの端にメモして考えてみてください。
① 【経済(Economy)・コスト】の視点
国や企業、社会全体にとって「儲かる(経済が活性化する)か?」それとも「コストがかかりすぎるか?」という視点です。
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使えるお題の例: 観光業の推進、新しい技術の導入、少子化対策など
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万能フレーズ: It boosts the local economy.(地域経済を活性化させる)/ It requires a huge budget.(莫大な予算が必要になる)
② 【テクノロジー・業務効率(Efficiency)】の視点
AIやインターネットなどの最新技術によって、人手不足が解消したり、社会が効率化したりするか?という視点です。
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使えるお題の例: 在宅勤務(リモートワーク)、自動化、オンライン教育など
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万能フレーズの種: It helps companies improve their work efficiency.(企業の業務効率化を助ける)/ It can solve the problem of labor shortage.(人手不足の課題を解決できる)
③ 【健康(Health)・心のゆとり】の視点
現代社会のストレスや働き方に対して、それが「人々の心や体の健康にどう影響するか?」という視点です。
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使えるお題の例: 週休3日制、ワークライフバランス、都市化の是非など
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万能フレーズの種: It allows people to reduce their daily stress.(日々のストレスを減らせる)/ It leads to a better quality of life.(生活の質の向上に繋がる)
④ 【環境(Environment)・サステナビリティ】の視点
英検準1級で最も出題されやすい、地球温暖化、ゴミ問題、自然破壊にどう関わるか?という視点です。
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使えるお題の例: 電気自動車の普及、プラスチック製品の規制、伝統農業など
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万能フレーズの種: It helps reduce greenhouse gas emissions.(温室効果ガスの排出を減らすのに役立つ)/ It has a negative impact on the ecosystem.(生態系に悪影響を与える)
⑤ 【人間関係・つながり(Community & Social Ties)】の視点 ★イチオシ!
現代社会で薄れがちな「人と人とのつながり」や「地域コミュニティ」を強めるか?それとも「孤立」を深めてしまうか?という視点です。これは人間味のある、説得力の高い英作文が書ける非常に強い切り口です。
これは準2級、2級でも多々使えるのですが、準1級でも表現をレベルアップすることで立派な理由として使えます。
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使えるお題の例: SNSの普及、地域の伝統行事、過疎化問題、など
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万能フレーズの種: It helps strengthen social ties in local communities.(地域コミュニティにおける社会的なつながりを強めるのに役立つ)/ It prevents people from becoming socially isolated.(人々が社会的に孤立するのを防ぐ)
4. まとめ:武器(テンプレ)を持てば、英作文は怖くない!
こういった視点を頭に入れると、難しい社会問題のお題を見てもフリーズしなくなります。
「今回は②の【効率】と⑤の【つながり】のペアで書こう!」と決めるとまるでゲームのパズルを合わせるように、サクサクと論理的な構成を作れるようになっています。
このように英作文は同じ英語力でも、コツを知っているか知らないかでかかる時間、レベルが変わってきます。
ぜひこの視点をもって英作文を書く練習をしてください。
あなたの英作文の内容を準1級レベルに引き上げてくれるでしょう♪♪
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