最初に目標にしたのは、英検準1級でした。
というより、
「準1級が取れたらすごい!もう満足!」
と思っていたんです。
高校時代にセンター試験を受けていた名残で、
少し復習すれば 英検2級くらいには戻れるだろう とも思っていました。
でも、それはあくまで リーディングだけ の話。
リスニングやスピーキングにはまったく自信がありませんでした。
なんせ、英会話教室で自己紹介もできないレベルだったんです。
「なんとなく勉強」はしたくなかった
この状態から「どうしたら英検準1級に合格できるのか?」を考えました。
ただやみくもに勉強を続けるのは、いやでした。
せっかく時間を使うなら、
レベルが上がったという証拠がほしい。
そして、目標がないと続かないと思いました。
選んだのは通信講座
そこで、自宅で体系的に学べそうな
アルクの通信教材「英検準1級講座」 を選びました。
調べたところ、今はもう販売されていないようですが、
当時は 10万円しないくらい だったと思います。
CDが8枚ほど、テキストが6冊くらい。
今はもう処分してしまいましたが、
そのときは
「これをしっかりやろう!」
と決めて取り組みました。
苦戦したのはリスニング
単語を覚えたり、長文を読んだりするのは
比較的スムーズに進みました。
でも、リスニングが本当に大変でした。
最初はまったく聞き取れない。
訳を見れば理解はできる。
でも、もう一度聞いても
「なんとなく分かった気がする」
だけ。
一度で聞き取れる自信はありませんでした。
リスニング力が上がっている実感がなかったんです。
「雲をつかむような学習」
当時のリスニング練習は、まさに 雲をつかむような感覚 でした。
ただ聞いて、スクリプトを見て、
「聞けてるのか聞けてないのか分からない」状態。
それでも繰り返しているうちに、
「まったく聞けない」から
「なんとなく分かるかも」
に変わっていった気がします。
何事もコツややり方はとても大切。
でもやらないよりはやった方がいい。
遠回りでもそこから道が開けることもある。
今思えば、それがリスニング力が伸び始めたサインだったのかもしれません。

