英語を学び直そうと決めたころ、私は専業主婦でした。
当時は小さな子どもがふたり。
勉強できるのは、子供のお昼寝の時間と夜だけ。
その “貴重な時間” を家事に全部使ってしまうと、
当然ながら英語の勉強ができません。
でも、専業主婦として
「ご飯なし」
「部屋ぐちゃぐちゃ」
は避けたい…。
そこで私は考えました。
どうすれば、家事を最低限にしながら、
家族も自分も心地よく過ごせるのか?
■ 時間を一番奪っていたのは「料理」だった
掃除は最低限でもいいし、洗濯も機械がやってくれる。
でも料理は毎日ゼロからのスタート。
手をかければかけるほど時間も気力も持っていかれる家事でした。
しかも私はもともと料理好き。
パン作り・お菓子作りが趣味で、
毎日のようにパンやケーキを焼いていました。
ただ、英語を学び直したいと思ったときに気づきました。
「趣味としての料理」と
「毎日のごはん」は、まったくの別物だ。
■ そこで出会った「一汁一菜」という考え方
ある料理家の方の本に書いてあった
「一汁一菜」 という言葉を見た瞬間、
「これだ!」と思いました。
毎日「一汁三菜」を目指さなくていい。
ひとつの“菜”に栄養をギュッと詰め込めばいい。
野菜炒め・お浸し・ナムル…
全部まとめて“具だくさん味噌汁”でいいじゃない、と(笑)
現代の忙しいママたちがやっている時短料理を、
自分なりに考えていました。
要は手抜き、です。
時間をかけたくなかったんです。
■ 家事を簡単にしたおかげで、生まれた学習時間
料理に時間をかけなくなったことで、
英語に向き合える時間が増えました。
英語学習って、
「時間ができたらやろう」
では一生できません。
時間は作らないと生まれない。
ゲーム、趣味、と楽しいことには時間は使えるけど
そうではないことには時間は自動的には生まれないようになっています。
そのために、
衣食住・睡眠・運動の“生活の土台”は最低限整えつつ、
全てを手抜きすることにしました。
結果、何とか男の子二人を育てながら、
英語の学び直しを続けることができました。
■ 大人になって英語をやり直す人へ
家族のための家事と、自分のための勉強。
どちらも大切ですが、どちらも完璧である必要はありません。
むしろ、
英語を続けるために家事をシンプル化する
それは立派な「工夫」 です。
できるだけ家族にバレないように
最大限に手を抜く。
大人の学び直しは、
自分の時間をどう作るか、がとても大切です。

