英検1級の要約問題でなかなか点数が伸びず悩んでいた私が、試行錯誤を重ねて発見した“効果的な3つの学習法”をご紹介します。
この記事では、3つの学習法の概要をまとめています。
詳細は今後の個別記事でご紹介していきます。
要約力を高めるためにやった3つのこと
1. 長文の精読&ディスコースマーカーの活用
以前の私は、長文をざっくり読んで「なんとなく」要約を書いていました。
しかし、要約で高得点を取るには、筆者の主張や流れを的確につかむことが必要です。
そのためにやったことが、1文1文のつながりを意識して読むこと。
ディスコースマーカー(論理的なつなぎ言葉)を活用しながら、重要な文やパートに部分的に下線を引く練習をしました。
2. 文法・語いのインプットとバリエーション強化
要約問題では、内容点だけでなく文法・語いの得点も大きな鍵を握ります。
私は、以下の2点を意識して取り組みました。
- 文法:正しい文法だけでなく、アカデミックで自然な表現をメモし、パターン化して身につける。
- 語い:アウトプットを意識し、伝えたいことをワンパターンでなく複数言い換えできるようにしたり、具体から抽象へ言い換える練習をしました(例:韓国、タイ、シンガポール→アジアの国々)。
3. 要約視点で長文問題に日常的に取り組む
普段の長文読解問題や、生徒の添削をするときにも、要約を意識して読むようにしました。
仕事中も自分の勉強の時間でもありました(笑)
どこが重要で、どう流れが構成されているかを意識することで、自然と要約力が養われました。
意外な副産物として、長文読解が「なんとなく」ではなく、確信をもって正解を選べるようになってきました。
さらに、英検準1級や2級の要約問題も活用。
基礎的な要約の感覚を身につけるにはとても有効で、私は2〜30問以上解きました。
頭で分かっていても様々なバリエーションで実際に読み、考え、要約文を書く、を繰り返すことが大切です。
次回からは、上記の3つの学習法を1つずつ詳しくご紹介していきます。
- 【次回】①長文の精読&ディスコースマーカーの活用
- 【今後の記事】②文法・語い力を伸ばすインプット法
- 【今後の記事】③普段の長文読解を要約トレーニングに変える
英検1級・準1級の要約で得点できるようになりたい方に、少しでも参考になれば嬉しいです。