1. 準1級と2級、ここが違う
英検の要約ってどの級も「やることは同じ」と思いがちですが、実は準1級と2級では違うんです。
準1級の指示文は
Read the article below and summarize it in your own words as far as possible in English.
(下の文を読み、英語でできるだけ自分の言葉で要約してください)
当たり前のことを書いてるだけに見えますが、実は大事なポイント。
「できるだけ自分の言葉で」というところです。
一方、2級は日本語で「要約しなさい」だけ。
内容を理解してまとめられればOKで、言い換え力はそれほど求められません。
2. 2級は“内容理解”が中心
2級は、内容を正しく理解して自然にまとめることができれば合格点に届きます。
代名詞を使ったり、受動態を能動に変えたり、動詞を言い換えたり、というくらいでも大丈夫。
大きく言い換える必要はないんです。
3. 準1級は“言い換え力”もポイント
準1級では、内容理解はもちろんですが、できるだけ自分の言葉で書くことも大事です。
たとえばよくある表現の言い換えはこんな感じです。
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However → Despite this(しかし)
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In addition → Moreover(加えて)
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For example → For instance(例えば)
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Because → Due to / Owing to(~なので)
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Many people → A large number of people(多くの人)
こういう言い換えを意識するだけで、「あ、この表現も知ってるんだ」とアピールできます。
howeverなんかは言い換え不要なかんじがしますが、
as far as possible,と指示されているので
どんどん自分の言葉に変えてみましょう。
また単語だけではなく、文そのものも自分で考えて言い直すレベルが必要です。
ちなみに「原文からどのくらい抜き出すと減点?」という明確なルールはありません。
でもよく聞くのは「4語以上の抜き出しはNG」という話です。
意識しておくと安心です。
4. 言い換えは“得点チャンス”
準1級の要約では、ただ内容を書くだけではもったいないです。
言い換えや表現の工夫で、点数をグッと伸ばせます。
「この表現も知ってるよ」とアピールするチャンスだと思って、積極的に取り入れましょう。
5. 合格への近道は“試験が求めることをやる”
準1級に合格したければ、試験が求めることを意識することが大事です。
「内容を押さえる+できるだけ自分の言葉で書く」
これを意識して、少しずつ練習してみてください。
簡単ではないと思いますが2級の要約とは違うんだ、と意識してシフトチェンジ、レベルアップしていきましょう!

