英検の要約問題は、ただ原文を言い換えるだけではありません。
一文一文を正しく理解し、その文章全体の流れをつかむ力が求められます。
級が上がるほど「なんとなく読んで理解したつもり」では通用しなくなっていきます。
私自身も「ざっくり読み」で失敗しました
実は、私ももともと長文を読むときは、なんとなく全体の意味をつかむだけで、一文一文を丁寧に読むタイプではありませんでした。
ところが、英検1級の要約問題に挑戦したとき、2回連続で低評価を受けて惨敗…。
「もしかして、原文をちゃんと理解できていないのでは?」と気づいたのです。
【実体験公開】英検1級要約の点数が劇的に上がった!簡単なコツと書き方
文と文の「関係性」を意識するように
それまでは、重要そうな一文を探すことばかりに集中し、見つけたら安心して、それ以外の文は読み流していました。
しかし、丁寧に読み直してみると、それぞれの文が
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前の文の例を示している
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前の文を言い換えている
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前の文の結果を示している
といった役割を持っていることに気づきました。
この気づきから、文章全体の流れを意識して読むようになり、「ざっくり読み」から一段階レベルアップすることができました。
要約問題の原文は、長文読解より“読みやすい”
実は、英検の要約問題に使われる原文は、その級の長文読解問題よりも少し易しめに作られています。
だからこそ、要約問題を通して「流れを意識して読む練習」をすると、そのまま長文読解にも効果が出ます。
私自身、要約練習を重ねることで、長文問題の理解度が格段に上がりました。
構成・内容点アップにも直結!
英検のライティング採点基準には「構成・内容・文法・語い」の4項目がありますが、
読解力がつくと、要約で 構成・内容点 をしっかり稼げるようになります。
要約問題は「読解+アウトプット」の両方を鍛えられる、実はとても効率のいい練習です。
長文問題の得点を上げたい方は、要約力を磨くことをおすすめします。

