英検2級・準1級・1級に出題される「要約問題」。
最初「難しそう…」と感じる方が多いかもしれません。
でも実は、この要約問題に取り組むことで、英語学習者にとって使える英語力や表現力が育っていきます。
✅ 要約で鍛えられる力
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長文を読む意識が変わる
なんとなく読むのではなく、流れや要点を意識して読む習慣がつきます。 -
言い換え・表現力が広がる
与えられた内容を自分の言葉でまとめ直す練習になるので、自然にアウトプットできる語彙や表現の幅が広がります。
✅ 大変だからこそ身につく力
私自身、最初は
「要約・・・英検を受ける学生が大変になるな…」
とネガティブにとらえていました。
ところが実際に生徒さんが
「うーん、うーん」と頭をひねりながら要約問題に取り組む姿を見て、考え方が変わったんです。
👉 「こうやって幅広い力がついていくんだ」と。
大変だからこそ、確実に実力が積み上がっていくのが要約問題の良さだと感じています。
✅ 実際のレッスンではこんな流れで取り組んでいます
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まず原文を読む
生徒さんには要約文の元になる英文をしっかり読んでもらい、重要だと思う箇所に下線やチェックを入れて提出してもらいます。 -
重要ポイントを確認する
大切な部分を正しく拾えていない場合は、どこを見落としているのかを一緒に確認します。
⇒読解力があると、自然に要点をとらえられるようになります。 -
言い換えながら書き上げる
次に、その要点を自分の言葉でまとめ直す作業に入ります。
⇒単語力・文法力があると、正しくバリエーションを持たせて書けるようになります。 -
コツを伝えながら練習
英作文ほど「型」があるわけではありませんが、要約にもいくつかのコツがあります。
レッスンではそのポイントを伝えながら、一緒に書き進めていきます。
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【実録】英検1級「要約問題」― 実際に3回受けてみた感想
余談ですが
以前に2級の要約問題でほとんど言い換えをせずに70%程度とれた生徒さんがいました。
2級では話の流れとポイントが抑えられていればそこまでの言い換えは必要ないのかもしれません。
でも級があがると文法や語いの点数が稼げないようです。
どちらにしても上を目指して表現の幅を広げていきたいですね。