英検の2級以上で出題される「要約問題」。
このパートでよく言われるのが「言い換えが大事」ということです。
でも、なぜ言い換えが重要なのでしょうか?
今回はその理由について解説します。
要約とは「伝える力」
例えば、昨夜見たドラマの内容を友達に話すとき、どんなふうに説明しますか?
「○○が○○して、最後に○○になった話」と、自分の言葉で説明しますよね。
これが「要約」の基本です。
ポイントを押さえながら、聞き手が理解しやすいように話す。
英語要約も同じです。
与えられた文章をそのままコピーするのではなく、自分の言葉で、かつ英語で説明する必要があります。
同じワードばかりだと違和感が出る
日本語でも同じ単語を何度も繰り返すと、聞いていて「くどいな」と違和感を感じることがあります。
それは英語も同じ。
だからこそ、同じ意味を持つ別の単語=類義語を使って言い換えるスキルが重要になります。
言い換えができる=語い力がある証拠
言い換えができるということは、それだけ多くの語いをストックしているということです。
5級や4級では使える語いが限られているため、言い換えが難しいかもしれません。
でも、2級以上になると語いも文法のバリエーションも格段に増えてきます。
つまり、言い換えができるようになるというのは、英語力全体の底上げを意味するのです。
要約問題は「実力」が試される
同じライティングパートの英作文は「自分の意見」を書くので、自分の得意な語い・内容で勝負できます。
しかし要約は「原文」が決まっていて、内容に沿って書く必要があります。
つまり、自分の自由にはできません。
だからこそ、本当の実力が出やすいパートとも言えるのです。
要約の評価ポイントは4つ
- 内容
- 構成
- 語い
- 文法
この中で、語いと文法は「日々のインプット」で力をつけていくしかありません。
地道な努力が必要ですが、コツコツ続けることで確実に英語力が上がっていきます。
一方で、内容と構成は「パターン練習」で伸ばしやすいポイントです。
ここを対策することで、長文読解の力も自然と伸びていきます。
まとめ:要約対策は英語力全体の底上げにつながる
要約問題を攻略するには、「語い」「文法」のインプット、「内容」「構成」のトレーニングが有効です。
地味で大変に感じるかもしれませんが、これに取り組むことで英語の総合力が確実に伸びます。
英検合格だけでなく、その先の英語力にもつながる大切な力です。
だからこそ、今からしっかりと対策していきましょう!
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