最近、よく耳にしませんか?
「英単語は書かずに、何周も見よう」
「タイパ重視で、効率よく覚えよう」
確かに、効率もよさそうだしスマート。
生徒さんから「単語は書きません!見たほうが覚えられるので」
と聞いて
「昭和は書いて覚える、だったけど、今は見て覚えるのか。すごっ。」
と単語記憶方法も時代によって流行りが変わるんだ、と受け止めていました。
でも、 教室でたくさんの生徒さんを見ていると、 やっぱり「ある事実」にぶつかるんです。
それは、 「見るだけで覚えられるのは、ほんの一握り」 っていう、ちょっと残酷なリアル。
「なんとなく見てるけど、全然覚えられない……」
っていう人は、めちゃくちゃ多い。
でも、
「真っ黒になるまで書いてるのに、全く覚えられない……」
っていう人には、私はまず、出会ったことがありません。
結局、時間をかけて手を動かした分、手が覚えている。
その「泥臭さ」こそが、 脳に「これは大事なやつ!」って 叩き込んでくれるんだと思います。
ある研究でも「書く」は複雑な指令が必要なので脳がフル稼働する、とあります。
最近も、書く、にシフトした生徒Sさんが
「学校の中間テストがスラスラ解けました、やっぱり書く方がしっかり覚えられる!」
と興奮して報告してくれました。
確かに、書くのは時間がかかるし手も疲れる。
でも。
「なんとなく」で10回眺めるより、 「正しく書こう」って5回書くほうが、
ほとんどの人にとって結局、一番の近道だったりする。
それに、テキストをぼんやり眺めていると意識が飛んだりうとうとしたりしがち。
でもその時間を勉強時間に数えてしまうと
勉強してるのに英語できない~ってことになります。
英語は、英語を読む⇒日本語に訳す⇒英語に訳す
の順に難しくなるので
見るだけだと、
「はいはい、わかったと思う」
って、情報を右から左へ流しがち。
日本語を英語に訳せたら(しかも書けたら)一番深く記憶できた、ということになります。
それに英検でも学校英語でも、正しく書くことを求められています。
訳せるだけで全然書けない、と足りないんです。
効率は大事です。
でも、効率を追いすぎて 「結局、何も残ってない」 のは、悲しい。
もし今、あなたが 「頑張ってるのに覚えられない」 って悩んでいるなら。
一度、この泥臭い「書く」を頑張ってみませんか。
面倒だけど力がつきます。

