3. 要約視点で長文問題に日常的に取り組む
「要約練習+日常の読み方」が効果的でした
英検の要約問題は、準1級・1級のどちらでも得点のカギを握る重要なパートです。
私自身、要約問題の練習はもちろん重ねてきましたが、それだけでは得られない力を、日常の長文学習の中で伸ばすことができました。
今日は、私が実際にやってみて「これはよかった!」と感じた学習法を紹介します。
✔ 要約力を伸ばすコツは「普段から要約視点をもつ」こと
要約練習はとても大切ですが、それと同じくらい効果を感じたのが、
普段の読解や添削の中でも「要約するつもりで読む」
という習慣です。
英検の長文問題は論理的な構成がしっかりしていて、主張・理由・具体例が明確に書かれていることが多いので、
「もしこの文章を要約するとしたら?」
という視点で読むと、読解の質が一段と深まります。
実際にやってよかったこと
1. 長文問題を「要約するつもり」で読む
問題を解くときに、
「この段落の主張はどこか?」
「この文の役割は?」
という視点で読んでいくと、自然と文章構造が頭に入るようになります。
英検では「主張→理由→具体例」という流れの英文が多いため、
構成をつかみながら読むクセがつくと、そのまま要約の力にもつながります。
*準1級・1級ではもっと複雑な流れになります
2. 生徒の要約添削を通して構造を深掘りする
私は英語教室で英検指導をしているので、生徒さんの要約問題を添削する機会が多くあります。
その中で、
「なぜこの表現を選んだのか?」
「原文のどの部分を要約したのか?」
という点を考えながら添削することで、自分自身が英文構造をより深く理解できるようになりました。
特に印象的だったのが、英検2級の要約問題です。
シンプルな構成でありながら、「主張・理由・例」の関係がとても明確。
基本構造を丁寧に読み解く練習に最適でした。
やはり、何をするにも、どんなレベルにおいても「基本」が大事ですね。
基本をしっかり理解すると、1級の文章も読みやすく感じられるようになりました。
3. 読解問題でも「要約ポイント」を意識
普段の長文読解問題でも、
「これは要約に含めるべき情報だな」
と意識しながら読むようにすると、
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文章の流れをつかむ力
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重要な情報の取捨選択力
が自然と身についてきます。
読解問題の正答率も上がり、要約だけでなく全体的なスコアアップにもつながりました。
✏ 習慣にしてよかったこと
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📌 どんな文章でも、「主張・理由・例」の関係を意識して読む
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📌 読解問題も、要約する前提で構造を読み取る
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📌 生徒の要約添削を「学びの場」として活用する
このような積み重ねが、私にとっての要約力アップの土台になりました。
🔚 まとめ:日々の読み方が要約力を育てる
要約問題そのものの練習ももちろん大切ですが、それに加えて、普段の学習の中で「要約視点」を意識するだけで、見える世界が変わります。
「ここが主張」
「これは例」
「この表現は要約に使える」
そんな読み方が習慣になると、要約力だけでなく、読解・語彙・ライティングにも良い影響が出てきます。
要約は特別な力ではなく、「読み方の延長線上」にあるのだと、実感しています。