要約問題も英作文と同じように、
「模範解答をたくさん読んで、なんとなく似たように書けば受かるはず」
かつての私はそう信じて疑いませんでした。
でも、実際に英検を受けて要約問題を書いても、全然点数が出ない……。
でも、「要約問題は簡単」とか「適当に繋いだら点数がそこそこ出た」
とかいうネットの書き込みを見て、
「私、要約のセンスないんだ」
と落ち込んでいました。
それでも、合格するために要約を捨てることはできません。
そこで、私は根本から戦略を見直すことにしました。
「模範解答を目指す」のではなく、
「採点基準の4項目を一つずつ丁寧にクリアしていく」。
実はこれこそが、遠回りに見えて一番の近道だったのです。
今日は、私が失敗から学んだ「採点者に評価されるための本質」をシェアします。
1. 【構成】「自分だけわかっている」は、採点官には伝わらない
私が一番できていなかったのが、この「構成」でした。
以前の私は、本文の重要そうな文をピックアップして、適当につないでいただけ(笑)。
自分は原文を読んでいるので、それで話が通じているつもりになっていたんです。
でも、要約文は「それ単体で読んで、背景を知らない人に内容を理解させなければならない」もの。
解決策:ディスコースマーカーの活用
そこで、文章の流れをこれでもか!というほど分かりやすくするために、
**ディスコースマーカー(論理を示すつなぎ言葉)**を徹底的に利用するようにしました。
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However, (逆説:ここから話が変わりますよ)
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Consequently, (結果:だからこうなったんですよ)
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In addition, (追加:さらにこんなこともあります)
これらを使って「道しるべ」を置いてあげるだけで、採点官の読みやすさは劇的に向上し、構成スコアも伸びます。
とにかくとにかく分かりやすく!です。
2. 【文法】「英検が好きな文法」をあえて見せつける
単に正しい英語を書くだけでなく、
「私は準1級レベルの文法を使いこなせますよ」とアピールすることも大切です。
色々使いたい文法はありますが、特におすすめなのが、情報をギュッと圧縮できる
**「関係代名詞の非制限用法(, whichなど)」**です。
準1級レベルの活用例
The government recently introduced a new carbon tax, which is expected to significantly reduce industrial emissions. (政府は最近、新しい炭素税を導入したが、それは産業排出量を大幅に削減すると期待されている。)
このように、一つの文章に付加情報を加えるテクニックを使うと、「文法(Grammar)」の項目で「多様な構造が使えている」と高く評価されます。
3. 【内容・語い】丁寧に、でも自分の言葉で
もちろん、残りの2項目も疎かにはできません。
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内容(Content): 本文のメインポイントを、漏らさず拾うこと。
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語い(Vocabulary): 本文の単語をそのまま使わず、似た意味の別の単語に言い換えること。
この「4項目それぞれが求めていること」を一つひとつ、クリアしていくこと。
自分が弱い項目を強くすること。
実はこれが、よく分からない、要約問題を克服する方法なのです。
まとめ:要約は採点官への「親切心」が大事
「適当につなぐ」のをやめて、採点基準を意識した「分かりやすい構成」に変える。
その小さな意識の差が、合格への大きな一歩になります。
「頑張っているのに点数が伸びない」
と悩んでいる方は、一度自分の回答を
「これ、原文を読んでない人に分かりやすく伝えられている?」
という視点で見直してみてくださいね!

