なぜ英検の長文はあんなに難しいのに、英作文や要約は「シンプルに書け」と言われるのか?

英検2級・準1級・1級の長文を読んで、

「こんなの一回で読めるわけない…」

と思ったことはありませんか?

戻り読みしないと意味が取れないし、文は長くて、単語も抽象的。

正直、

「こんな英語、読むので精いっぱい、書くのは無理」

と感じますよね。

ところがその直後、英作文や要約ではこう言われます。

「もっと分かりやすくシンプルに書きましょう」

私も生徒さんによく言っています。

──ここで多くの人が混乱します。

「読む英語はあんなに難しいのに、書く英語はなぜ簡単でいいの?」

今日は、この“なぜ”をできるだけ分かりやすく説明します。


結論から言うと

読む英語と、書く英語は「別の力」を見ている

まず大前提として、

👉 英検は、読む力と書く力をまったく別物として評価しています。

だから、

  • 長文は難しい

  • 英作文・要約はシンプル

という、一見矛盾した構成になっています。


なぜ英検の長文は、あんなに難しいのか?

英検2級・準1級・1

自分が書いたわけではない英語を、どこまで正確に理解できるか

を見ている、という点です。

現実の英語を考えてみてください。

  • 学術論文

  • ニュースの社説

  • 規約や契約書

これらは、一度でスラスラ読める方が珍しいですよね。

日本語でも難しいです。

英検の長文は、その「現実のアカデミック英語」に近い形で作られています。

だから、

  • 文が長い

  • 修飾が多い

  • 名詞がぎっしり詰まっている

  • 文法も難しい

という構造になっているのです。


では、なぜ英作文や要約は「簡単に書け」と言われるのか?

ここが一番大事なポイントです。

英作文や要約で見られているのは、

自分の考えを、相手に誤解なく伝えられるか

という力です。

つまり、

  • 難しい英語が書けるか ❌ではなく

  • 正しく、分かりやすく伝えられるか

ここが評価の中心になります。


難しく書くほど、点が下がる理由

英作文でよくある勘違いがあります。

「読む英語が難しいんだから、
書く英語も難しくしないとダメ」

でも、英検ではこれは逆効果です。

難しい表現を使おうとすると、

  • 文法ミスが増える

  • 文の構造が崩れる

  • 分かりにくくなる

結果として、内容点も文法点も下がりやすくなります。

英検の採点基準は、

  • 内容

  • 構成

  • 語彙

  • 文法

ですが、どれも共通しているのは**「正確さ」**です。


要約問題が特に難しい理由

要約問題は、英検の中でも特にレベルが高いと言われます。

なぜなら、

  1. 難しい長文を読む

  2. 内容を正確に理解する

  3. 大事なポイントを選ぶ

  4. 余分な情報を捨てる

  5. シンプルな英語で書き直す

このすべてを、短時間でやらなければならないからです。

要約は、

  • 読む力

  • 考える力

  • 書く力

を同時に使う、高度な作業なのです。


単語をたくさん覚えているのに、英作文・要約が伸びない人の共通点

単語力があるのに、英作文や要約で点が取れない人の多くは、

👉 「読む英語の難しさ」を、そのまま書こうとしている

という共通点があります。

でも英検が求めているのは、

  • 難しい英語を使う力ではなく

  • 難しい内容を、簡単な英語で伝える力

です。


まとめ:この違いが分かると、書き方が変わる

  • 長文読解は「理解できるか」を見る

  • 英作文は「伝えられるか」を見る

  • 要約は「理解出来て伝えられるか」を見る
  • 難しく書くことは評価されない

  • シンプルに書くことが、上級

この違いに気づくと、

  • 英作文の書き方

  • 要約の考え方

が、ガラッと変わります。


最後に

英検上位級に挑戦している人ほど、「もっと難しく書かないと」と思いがちです。

でも実は、

一番レベルが高いのは、
難しい内容を、簡単な英語で書くこと

この感覚がつかめたとき、英作文も要約も、確実に安定してきます。

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