今でこそ、家族や友人にも
「英語を勉強してた」と話していますが、
実は最初の頃、誰にも言っていませんでした。
隠していたわけではありません。
ただ、
「英語を学ぶのは趣味で、自己満足の世界」
だと思っていたからです。
当時の私は、自分の仕事は家事と子育て。
その中で「英語」は、
すき間時間にひっそり楽しむ、
「マイタイム」でした。
家族との時間を優先しながら、学び続けた
「子どもたちとの時間は削らない」
そう思って、英語の勉強はいつも家族が寝静まった後や、
空き時間だけ。
でも、英検1級を受ける頃になると、
模試だけで2時間以上。
さすがにまとまった時間が必要でした。
そのときは夫に頼んで、子どもを見てもらい、
別室にこもって試験対策をしていました。
「これ以上は無理」と思っていた高校時代
高校生の頃の私は、
「これ以上はできない」
「私の英語力はここまで」
そう決めつけていました。
でも、大人になってから英語を学び直したとき、
割と早い段階でその“限界”を超えていったんです。
大人になってからの学びは、ちょっと違う
大人になってからの勉強は、
誰かに言われてやるものではなく、自分で選ぶ学び。
「やらされる勉強」ではなく、
「やりたい勉強」だから、
集中力も継続力も違いました。
英語を学ぶ時間は、私にとって
“家事でも育児でもない、私自身の時間”。
小さな達成感の積み重ねが、
やがて大きな自信へと変わっていきました。
学び直しは、自己満でいい
誰かに褒められなくても、
「英語を学ぶ時間が好き」と思えること。
それだけで十分価値があると思います。
でも、気づけばその“自己満足”が、
私を新しいステージに連れて行ってくれました。
「家事と子育てだけじゃない自分」に出会えたのは、
英語を学んでいた時間のおかげです。
英語を学ぶきっかけが「自己満」でもいい。
“好き”が、
次の扉を開く鍵になるかもしれません。

