英検2級・準1級・1級を受けた方から、よくこんな声を聞きます👇
「要約文がうまく書けなかった…」
「途中で迷って時間が足りなくなった…」
「削ったり足したりでかなり時間をかけてしまった…」
実はこれ、要約の「書く順番」を決めていないことも大きな原因です。
試験当日は時間との戦い。冷静に構成を考えている余裕はありません。
⏰ 英検の筆記問題は時間がとにかくタイト!
2級・準1級・1級では、
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要約問題
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英作文
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長文読解
すべてを限られた時間の中でこなさなければいけません。
しかも、要約と英作文は配点が高いため、長文よりも優先的に取り組むべきです。
「とりあえずラフに書いて、あとで直せばいいや」という考え方だと、
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解答用紙が汚くなる
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途中で構成を見失う
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語数調整に時間を取られる
など、致命的なミスにつながることも。
✍️ おすすめの「要約作成の順番」
時間をムダにせず、安定して要約を書ききるためには、以下のような自分なりの「手順」を決めておくことが重要です👇
① 1段落目を読む → 重要部分に下線を引く
まずは全体の導入となる1段落をしっかり読み、重要なポイントに下線を引きます。
② 2・3段落を読み進めて、重要部分に下線を引く
2段落目を読むと、全体の主旨が明確になることが多いです。
そのため、2段落目を読んだ段階で、1段落目の下線を修正することもあります。
③ 下線を見直し、重要ポイントに過不足がないかチェック
段落全体を読み終えたら、下線を引いた箇所を見返し、抜けやダブりがないかを確認します。
④ 下線を頼りにまとめる
下線部分を使って要約文を書き始めます。ここでは「戻らない」のがポイント。
途中で迷わないよう、手順を決めておきましょう。
⑤ 2段落まで書いたら字数を数える
ここで一度語数をカウントし、残りの3段落を何文字でまとめるか目安を立てるのがコツです👇
例)
残り20語で3段落をまとめたい場合 → 10語×2文程度で構成、など。
💡 語数制限は「最後にまとめて削る」やり方だと時間がかかります。途中で目安を立てることで、削る作業を最小限にできます。
⑥ 細かいミスをチェック
最後に文法やスペルなどの細かいミスがないかを見直して終了です。
🚫 やってはいけないのは「途中で迷ってやり直す」こと!
要約で一番時間をロスするのが、
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構成が甘くて途中で手が止まる
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途中で消してやり直す
というパターンです。
これは英作文でもよくあるミスです。
✅ 試験本番で「戻らずに書き切る」ために
当日に焦らないためには、自分なりのルールと手順を決めて、練習で何度も繰り返すことが大切です。
一度流れを固めてしまえば、どんな文章でも迷わず手を動かせるようになります。
🌟 まとめ
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英検の要約問題は時間との勝負
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書く順番を決めておくことで、迷わず・素早く・正確に書ける
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「戻らない」ことを意識して練習を重ねることがカギ!