今日は、英検合格に欠かせない戦略、「解く順番」と「時間配分」についてお話しします。
「時間が足りなくて英作文が書けなかった」
「要約の見直しができなくてミスしまくってるかも」
英検後にこんなつぶやきを聞くたびに、もったいないな、と思うのです。
力があっても合格できない、ということがないように、また合格に手が届くように、ぜひこの戦略を実践してください。
1. 実力を出し切るための「おすすめ解答順」
私が試行錯誤の末に辿り着いた、脳のエネルギーを最も効率的に使う順番がこちらです。
語い問題(大問1)⇒要約問題⇒英作文⇒長文(残り)
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語い問題(大問1): 知識の瞬発力テスト。
単語・熟語の短文問題を、ここは迷わず、リズム良く終わらせます。⇒ここで緊張感を吹き飛ばす
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要約問題: ここが実力の見せ所
脳が最もフレッシュな状態で、読解⇒取捨選択⇒言い換えをすすめます。 -
英作文: 論理的思考をフル回転させ、説得力のある英作文を書きます。
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長文問題(残り): 最後に残った時間すべてを使って、読解問題に取り組みます。
⇒最後まで解ききれない場合は適当にマークできますが、1/4の確率なので期待しない事。
要約・作文は適当に書けないし、配点が高いので、絶対に先にやって全力で書ききりましょう。
2. 【級別】英語力をスコアに変える「理想の時間配分」
2026年の試験では、要約での「0点判定」が多発しています。
これは英語力がないのではなく、「丸写し」や「語数ミス」が原因です。
(採点ミスの可能性もささやかれていますが)
時間を確保し、丸写しを避け、語数を守りましょう。
各級の目安のタイムテーブルです。
| 級 | 試験合計 | ライティング合計 | 要約 (Summary) | 英作文 (Essay) |
| 1級 | 100分 | 約45分 | 15〜20分 | 25〜30分 |
| 準1級 | 90分 | 約35分 | 12〜15分 | 20〜23分 |
| 2級 | 85分 | 約25分 | 10分 | 15分 |
3. 同じ「英語力」でも「スコア」をより伸ばす
英検では、同じ英語力の人でも、戦略をミスると点数が伸びない、というのを私は何度も見てきました。
英検は特徴のある試験なので、この試験対策をしっかりすることで、自分の英語力以上のスコアを稼ぎ、合格することができます。
【英検準1級・要約・使える表現】1級講師が2回落ちて気づいた「パズル式」言い換え動詞15選
4. 現場のリアル:マークシートと筆記用具の「小さな戦略」
最後に、当日のコンディションを整えるお話を。
「マークシートは鉛筆?それともシャーペン?」
気になってストップウォッチで測ってみたことがあるのですが(笑)、結果は「0.5mmのシャーペン(HB)」で十分でした。
準1級でもマーク全てを鉛筆でするのとシャーペンでするのとでは10秒程度しか変わりませんでした。
鉛筆への持ち替えで数秒削るよりも、一つの道具を使いこなして思考を途切れさせないこと。
マークは各パートが終わるごとにまとめて塗り、脳に「よし、次!」と切り替えのスイッチを入れましょう。
まとめ:最高の英語力に、最高の戦略を。
英検は、あなたの努力の結晶である「英語力」を証明する場です。
「英語力より戦略が大事」なんて言うつもりはありません。
合格のために一番大切なのは、間違いなく「英語力」そのものです。
しかし、どれほど高い英語力を持っていても、要約や英作文で完璧を求め永遠に時間をかけていると本来の実力を発揮できずに終わってしまうことがあります。
完璧を追及することが、時間制限のある英検では落とし穴になります。
あなたの英語力を、時間切れやケアレスミスという「もったいない理由」で無駄にしてほしくありません。
当日はこの【解く順番】をお守りにして、あなたが積み上げてきた英語力を120%出し切ってきてください。

